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ロードバイクのコンポーネント
各コンポネーネントの詳しい内容を記事にしているのでまずはこちらを読んでもらうとより分かりやすくなります。
以上合計で7個のグレードに分かれているロードバイクのコンポーネントですがこれらが変わると性能にはどう影響してくるのでしょうか?
コンポーネントの差による違い

- 変速の段数
- シフトチェンジの動き
- 制動力
- 重量
- 価格
大まかに言うとコンポーネントのグレードで大きく変化するのはこの5つの項目です。
変速の段数
変速の段数の違いは見た目で分かるので一番分かりやすい違いになっていて、他の項目は実際に乗ったり動かしたりしないと体感できないのです。
さてこの変速の段数ですが見やすいように段数別で分けたいと思います。
11速
DURA-ACE(デュラエース)
ULTEGRA(アルテグラ)
105(イチマルゴ)
10速
TIAGRA (ティアグラ)
9速
SORA(ソラ)
8速
CLARIS(クラリス)
7速
TOURNEY A070(ターニー)
変速が多いことの利点
変速が多いとケイデンスを一定に保ちやすいと言う利点があり、一定に保てると楽に走ることができます。例を挙げると信号ばかりでストップが多い道と何もない一本道を走るのでは圧倒的に後者の方が楽です。
つまり一度下げたスピードやケイデンスを元に戻すのには通常よりも多く体力を使用するので変速が多い=楽に走れるとなる訳です。
だからと言って「多いから良い」「少ないから悪い」ではありません。もし多いから良いの理論でいくと3×8速のクロスバイクの方が変速スピードは多いので、ロードバイクよりも良いと言う結論になります。
勿論上位グレードの方が性能が良いのは確かですが、例えば10速や9速であっても用途によっては全然問題ありません。
シフトチェンジの動き
シフトチェンジで一番差が分かりやすいのがそもそもSTIレバーの構造が違うターニーです。

親指でシフトアップ/シフトダウンするのはターニーだけで他のグレードのSTIレバーは親指のボタンが付いていません。
ではクラリスからデュラエースまでのシフトチェンジの動きはどう違うのか?簡単に説明すると動きが滑らかになり、上位グレードになるにつれて力の入れ方も少なくてもシフトチェンジが可能になります。
特に2枚のチェーンリングの隙間が大きいフロントの変速では、より効果が現れやすくなるのと、ディレイラーやスプロケットの精度も高くなっていくので「スパッ」と変わるようになります。
ただ趣味として使用するのであれば、きちんと調整すれば基本的には全部のグレードが問題視するほどのこともなくシフトチェンジができるのも事実なので、よりシビアによりダイレクトにシフトチェンジが行われるかどうかの差になります。
制動力
制動力はブレーキキャリパー本体とブレーキシューの2つで大きく変わります。例えばクラリスのブレーキキャリパーにデュラエースのブレーキシューだけを使用しても大きく効果を実感できます。
基本的にはキャリパーもシューも上位グレードになればなるほど制動力は高いと考えてもらえれば大丈夫です。
重量
これも基本的には上位グレードになるにつれて各パーツが何g単位で軽量になっていきます。
価格
海外通販でグループセット購入したとしても105は大体4万5千円ほどアルテグラは8万円ほどデュラエースは10万円を超えます。
上位のグレードになるとフレームセットよりもホイールを合わせたコンポーネントの方が高いことが多いです。それくらいコンポーネントと言うのはロードバイクにとって大事なパーツであるということが分かります。
まとめ
以上コンポーネントによる違いを紹介しましたがいかがでしたか?決してグレードが低いからと言ってシマノの製品は、著しく不調を起こしたり問題が多く発生すると言うことはありません。
なのでもしあなたが趣味で使用するならどのコンポーネントのロードバイクを使用しても問題なく使用できるでしょう。もし物足りなくなればグレードアップする手もあります。
たとえ100万円のロードバイクに乗っても10万円のロードバイクに乗ったプロの選手には勝てません。
プロの選手は100万円のロードバイクを使用することがスタートラインであり、そこから自分の力をトレーニングによって向上させて競います。