ロードバイクを購入すると、少なからず自分でメンテナンスすることが出てくると思います。例えばチェーンの注油や洗車、簡単な拭き取りなどです。変速の調整やポジションの変更はしないにしても、これらは必ずしなくてはなりません。
そしてロードバイクには、スタンドがついていないため、メンテナンススタンドがなければ、小さなメンテナンスであってもかなりのストレスになるのです。今回の記事では、形状やコスパを考えておすすめのメンテナンススタンドをご紹介したいと思います。
目次
三角形のメンテナンススタンド
三角形のメンテナンススタンドは、一番ポピュラーな形で価格も1000円以下と抑えることが出来ます。安いのですが、ちょっとした事なら全てこの三角のメンテナンススタンドで事足りると言う優れもの。
そう考える人は多いですが、意外にも頑丈でクランクを外したりする作業にも耐えられます。そう魔法の三角形なのです。
しかし構造上車輪を外した状態ではメンテナンスが難しくなります。完成車でちょっとした注油や変速の調整などは問題なく行うことが出来ますが、全部バラして、もう一回組み直す場合などは、少し役不足になります。
ミノウラディスプレイスタンド
あくまで「ディスプレイスタンド」なので、このスタンドだけで、メンテナンスをするのは少し無理があります。特にドライブ周りのメンテを主に考えている方にはあまりおすすめできません。
駐輪場などで、ロードバイクを自立させたい場合や、玄関、室内に設置しておくと簡単なメンテも出来て便利なスタンドです。
サンワダイレクト 自転車メンテナンススタンド
ちょっと前から密かに気になっているこのメンテナンススタンド。一般的なユーザーにこのスタンドは必要なのか?と言う疑問はありますが、これがあればロードバイクに関するメンテナンスに困ることはなさそうです。

ロードバイクを浮かせて作業できるので部屋に持って入っても床が汚れないしかもなんかカッコイイ。そして何よりこのタイプのメンテナンススタンドとしては圧倒的にコスパが高い。
ロードバイクのメンテナンスに時間をかける場合、しゃがんでやっていると腰が痛くなったり、足が痛くなったりすることが多々あります。実際に自転車屋さんで働いていた時は、修理中の中腰がものすごく辛かったことを覚えています。このタイプのメンテナンススタンドは立ったままメンテが出来るので、体の負担も和らげることが可能です。
レビューもほとんど高評価しかないぐらいの勢いです。見た感じではそんなに場所は取らないとの事なので、6畳ぐらいのスペースがあれば室内でも問題なく設置出来そうです。
World box 自転車メンテナンス用ワークスタンド
サンワダイレクトのメンテナンススタンドより安価で購入出来る。メンテナンススタンドです。多少の価格の違いはあれど、出来ることは同じです。
ミノウラ ハンガー固定型ワークスタンド
安心安定のミノウラワークスタンドです。どれが欲しいかって聞かれると間違いなく「うん、これが欲しい。」と答えますがいかんせん価格が高いところがネックです。先ほど紹介した「サンワダイレクト」のメンテナンススタンドや「World box」の3倍の価格となります。
このしっかりと固定できる格好良さに加えて美しいフォルム。スペースも抑えられるとの意見もあるので迷います。よりプロフェッショナル思考な方はこのワークスタンドをおすすめします。
街の自転車屋さんでよく見るメンテナンススタンド
ママチャリのメンテや修理ならこれが便利ですが、ロードバイクには向いていないのでおすすめ出来ません。サドル部分を載せるような形になるのですが、プラプラするのでとてもメンテを出来るような感じではないのです。
それとクランクを回すと棒に当たるので、ドライブ周りのメンテは圧倒的ストレスが発生します。
結局どのメンテナンススタンドがおすすめなの?
結局のところ、どこまで自分でメンテナンスをするのかによりますが、これから始める方や初心者の方は、三角型のメンテナンススタンドが一番コスパが高く場所にも困りません。ドライブ周りのメンテナンスや、一度バラしてもう一度組み直す。一から組み上げるなどの使用条件ではない限り、三角型のメンテナンススタンドで十分です。
逆に、フレームから購入して1から組み上げたい。コンポを交換したいなど明確にしたいことがあり、それがある程度の作業を伴うのであれば、立って作業が出来るメンテナンススタンドをおすすめします。ただしスペースはいるので、部屋の大きさなども考慮して購入することをおすすめします。