ロードバイクの盗難対策は、とても悩ましい問題の1つです。鍵の掛け方や選ぶロックでも変わってきますが、それ以外の対処方法や盗難の手口も知っておく必要があります。
僕は自転車屋さんで働いていましたので、仕事として何百個もの自転車の鍵を壊してきました。今回の記事では、盗難の対策とロードバイクにおすすめの鍵をご紹介したいと思います。
目次
ロードバイクにおすすめの鍵6選
頑丈に越したことはありませんが、ある程度の強度のものは壊す工具さえあれば、簡単に壊せてしまいます。なので個人的には「軽くて長いもの」がおすすめです。さらに言えばブラケットも付いていた方が持ち運びに便利となります。
ABUS(アブス) ブレードロック
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厚み5mmのカラフルなブレードロック |
ロックとしては少し高価ですが、ここまでコンパクトにたためる上に、強度もあります。ロードバイクを盗まれることを考えたら、6000円くらいは許せる範囲です。
crops(クロップス)
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Active Winner u字ロック
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コンパクトなスタイルで持ち運びが簡単にできます。これまでチェーンやワイヤーロックを使用していた方は一度使用してみると、それらとは違った利便性があるのでおすすめです。 |
ABUS(アブス) チェーンロック 1500 110cm
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カラフルな人気スタンダードモデル。 ABUSのチェーン廉価モデル。 カラフルなチェーンカバーが特徴的。 4mmのチェーンでコンパクトにもち運び可能。 |
ABUS(アブス) チェーンロック 1500 110cm
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頑強さに定評のあるブレードロックのコンパクトモデル。短いブレードを採用していますがリンクの数が多いので、耐久性も安心です。 |
AKM 軍需品質 バイクコック
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ロードバイク盗難の手口
さておすすめの鍵を紹介しましたが、皆さんロードバイクの鍵は何を使用していますか?盗難されないためには頑丈な鍵さえしてれば安心だと思っていませんか?実はそうではないんです。
僕は元々自転車屋さんで働いていて、色々な鍵を壊したことがあります。実際にその技術を盗むために使用することはありませんが、道具があればどの自転車も大体3分以内に開錠が可能です。
多くの場合はボルトクリッパーを使用します。これがあればほとんどの鍵を切ってしまうことが可能になるのです。
あとはマイナスドライバーとハンマーなどでも解錠が可能となります。鍵穴にマイナスドライバーを入れて、ハンマーで叩く方法です。この方法は少しコツがいりますが、ドライバーを入れて叩くと、鍵穴が潰れて、シリンダが出てきます。そのまま解錠する方向に回せば、鍵が開く仕組みです。
こう言った手口で、実際にロードバイクやスポーツバイクの窃盗は無くなりませんし、それくらい、ほとんどのどの自転車の窃盗は簡単だと言うことを頭に入れて「多分盗まれないだろう」では無く「いつ盗まれてもおかしくない」の気持ちで鍵を掛けてください。
何故このように、盗難の手口をわざわざここに書いたかと言うと、盗難を防ぐには手口を知っておくことが最も有効で、対策しやすいからです。
ロードバイクを外に駐輪すると言うのは、高価なものを路上に置いていると言う意識が重要になります。言わば道に10kgぐらいの20万円置いているのと同じです。それを踏まえてきちんとした施錠方法とおすすめのロードバイクの鍵をいくつか紹介したいと思います
ロードバイクの間違った施錠の仕方
実際のところどんなに頑丈な鍵だと思っていても壊す工具さえあれば大体は切れてしまうのが恐ろしいところ。と言うことは頑丈さも重要ですがもっと重要なのは施錠方法です。
車体だけロックはNG
当たり前ですが後輪とフレームだけを繋いでも持ち上げれば持って行けるのでNGです。
またロードバイクの後輪と前輪はクイックレバーになっていて10秒もかからないうちに外れます。あなたが駐輪した場所に戻った時にはタイヤしか残っていない可能性もあるのでタイヤだけのロックは控えましょう。
ロードバイクおすすめの施錠の仕方
ロードバイクを施錠する上で大事なポイントは2つあります。1つは皆さんも知っていることで、もう一つはあまり知らない人も多いのではないかと思います。
鍵を2つ施錠する
形状的に一番壊されにくいU字型のロックを一つ用意します。U字ロックは鍵の中でも本当に壊しにくいと言うメリットはありますが、そんなに距離が長くないのでロック出来る範囲が狭くなるのがデメリットです。
U字ロックだけで使用する場合はフレームと固定物(例えばフェンスやポールなど)を一緒に施錠するのが効果的ですが、それだとタイヤが持って行かれてしまう可能性があります。
そこで長めのワイヤーロックもしくはブレードロック(軽量のもの)を用意します。できればブラケット付きの方が持ち運びが便利です。あとダイヤル式の方が鍵穴がないので鍵穴から何かを突っ込まれる心配もありません。
この二つを使用してまずU字ロックの方で車体できれば後輪とフレームをつなぎます。そして長めのワイヤーロックでU字ロックの中を通しさらにフレームと固定物(フェンスやポール)などと施錠するのが一番効果的です。
もちろん何個も何個も鍵をかければそれは効果的ですが、鍵も重量があるので持ち運びが大変です。現実的に持ち運べてギリギリめんどくさくない限界の個数が2個だと思っています。
地面から離れた場所で施錠しよう

そして意外にも効果的なのが、地面と離れた場所で施錠すると言うことです。つまり鍵が空中に浮いている状態です。例えばボルトクリッパーを使用する場合、地面の近くに鍵があれば、地面に押さえつけておいて、足で踏みつけることも可能です。
要するに地面があると力を入れやすくなります。
空中になると単純に自分の腕の力だけで、切らないといけないので、頑丈な鍵であればかなりの腕力を必要とします。
駐輪場所と駐輪時間を考えよう
基本的なことになりますが「盗られそうなところに長時間駐輪する」これをしなければ良いのです。一度自分が盗む側になって考えましょう。人気のないところでそのまま車か何かに積み込めるスペースのある所は盗みやすいですよね?
- 長時間の駐輪を避ける
- 人気のない所を避ける
- 鍵はちゃんと掛ける
- 隠しカメラを設置しておく
これくらいは最低限確認しておいてください。
まとめ
実際にロードバイクが盗まれる手口を知っておくことで、より効果的な対処をすることが可能になります。鍵を2つ持ち歩くのが面倒で、1つで施錠する場合はブレードロックにするのがおすすめです!