ロードバイクの価格は言うまでもなく高価です。ロードバイクを購入するのを諦めれば55インチの液晶テレビを余裕で、購入することが出来ます。
「ロードバイク選びは絶対失敗したくない」と思うのは、多くの人が同じ感情を抱きますが、失敗しないためには、いくつかポイントが存在します。今回の記事では、正しいロードバイクの選び方を説明していきますので、これからロードバイクを始めようと思っている方は是非参考にしてください。
目次
ロードバイク選びで大事なポイント
ロードバイク選びで主に大事なポイントを項目別で、詳しく説明していきます。これを抑えていれば、失敗せずにロードバイクを購入することが出来ます。
ロードバイクのサイズについて
ロードバイクには、同じ車種でも様々なサイズがラインナップされています。このロードバイクのサイズやフレームの寸法をジオメトリーと言うのです。
(引用)GIANT
このジオメトリーを元に自分の身体にあった、ロードバイクサイズを導き出します。プロショップ(スポーツバイクだけを取り扱っている店)では、股下の長さ、腕の長さを測ってそれを元に、その人にあったロードバイクのサイズを導き出すことが、出来る店があります。
このフィッティングは、その店で自転車を買えば無料でやってくれることもありますが、やってくれない事もあります。あなたが知っているような大きな店でもです。実際にエントリーグレードを、プロショップで購入する場合でも店によっては、跨って決めるだけのところも全然あります。
さらに言うと、自転車チェーン店や量販店では、身体を計測するなんてことはしません。どうやって選ぶかと言うと、上の画像に適正身長と言う欄があると思います。店員さんがお客さんに身長を聞いて、カタログを見ながらサイズを導き出すのです。それ以上のこともなければ、それ以下のこともありません。なので自分で選ぶのと大差ないのです。
上の例を見ると、4サイズしかない訳ですから、正直身長が分かれば、誰でもサイズを選ぶことが出来ます。例えば身長が170cmであれば「535」のサイズ以外は当てはまるので、どれも正解です。
完成車であれば、パーツは決まっています。その人に合わせてステム長や、クランク長を選ぶこともありません。
結論を言うと「どれだけこだわるか」そして使い方によって、選び方が変わります。
・レース・イベント参加が目的→プロショップでフィッティング
・バラ完(フレームから選んでパーツも好きなものを組み合わせる)→プロショップでフィッティング
この2つの場合はしっかりフィッティングをおすすめします。バラ完に関しても、パーツの多さやしっかりプロの方の意見を聞けるので、しっかりフィッティングの方が良いでしょう。
それ以外で、趣味やこれから始めようと思っている方は、適正身長をしっかり見てください。心配な場合は、現物を探して実際に乗ると確実です。
ロードバイクの失敗しない購入場所について

・専門店(プロショップ)での購入
・量販店、チェーン店での購入
・ネットでの購入
ロードバイクを購入することが出来る場所は、大きく分けてこの3つがあります。プロショップでの購入が推奨されることが多いですが、実際はどうなのでしょうか?それぞれのメリットとデメリットを説明していきます。
専門店・プロショプのメリットとデメリット
【メリット】
- 専門性が高い
- オーダーなど柔軟に対応が可能
- イベントや走行会を定期的に開催している
- 試乗車が用意されている
【デメリット】
- 店舗がある場所が限られている
- 価格が高い
- 敷居が高く少し入りずらい
- 割引があまりない
専門店にも、個人で営業しているような店と、「ワイズロード/Y’sRoad」のようなチェーン店型のものがあります。どちらも総じて言えるのは、働いているスタッフは実業団に所属していたり、レースをしている人が多いので、スタッフの方もロードバイクに関する知識が豊富です。
しっかりとアドバイスを受けたり、相談したい方にはおすすめです。しかしスタッフも当然人間なので、愛想の良い人もいれば、愛想の悪い人もいます。
細かくアドバイスをしてくれる人もいれば、聞かれたことにしか答えないと言う人もいるのです。そのあたりは、個人的な感覚によるものや、性格の一致などもあると思いますので、根気よく探して見てください。
価格の面で言うとハイグレードなものを置いてあるので、当然と言えば当然ですが、全体的に高く見えます。
そして近くに店がない場合が多いです。専門店は都心に多くあり、少し離れると全くなかったりします。少し調子が悪くなった場合や、見てもらいたいとなった時に20Km近く離れていると、行くのが大変です。
量販店、チェーン店のメリットとデメリット
【メリット】
- 家の近くにあることが多い
- 入りやすい
- 工賃が安い
【デメリット】
- 専門性に欠ける
- エントリーモデルしか展示されていない
チェーン店や量販店と言うのは、全国的に展開しているサイクルベースあさひやイオンバイクなどが例に挙げられます。最大のメリットは家から近くにあることが多いと言うことです。修理もすぐに持っていけるし、最近では引き取りや、出張修理なども存在します。初心者の人にとって一番大事なのは、この店の近さではないかと思っています。
ただし専門的な知識や技術があるスタッフは、1店舗に1人。もしくは全くいない場合もあります。チェーン店や量販店はどちらかと言うと、一般自転車や電動自転車の方が詳しいです。
展示されているロードバイクは、8万円~15万円の価格帯のものが多く、20万円を超えるようなロードバイクは売れないので、展示されていません。
整備やセッティングに関してのチェック項目は、ママチャリと一緒なので
- ハンドルが締まっているか
- サドルが締まっているか
- 変速は引っかかりなく変わるか
など基本的に、安全に乗れるかを確認しています。ポジションや細かなセッティングは期待しないようにしましょう。
ネット購入のメリットとデメリット
【メリット】
- 価格が安い
- 店員さんとのやりとりがない
- ラインナップが多く全てを見ることが出来る
【デメリット】
- 試乗ができない
- 直接アドバイスを受けることが出来ない
ネット購入の最大のメリットは、価格が安いことです。実際の店舗(専門店もチェーン店も)の価格とは正直比べ物になりません。また店員さんとのやり取りがないことは、デメリットにもなり得ますが、メリットにもなります。基本的に古いモデルであったりすることが多いですが、気にしない人であれば、フルで恩恵を受けることが出来ます。
デメリットは実際に乗れないことです。サイズがわからないと言う場合や、当然アドバイスを受けたい人も多いと思います。
しかしインターネットで購入する場合でも、CANYONのようにサイズ診断があったり、海外通販であるwiggleでは返品保証があったりします。これだけインターネットが普及すると、それらはもうデメリットではなくなってくる日も、近いのではないかと思います。
おすすめの購入場所はやはり専門店
どこがおすすめかと言う話になると、やはり専門店が1番だと思います。もし仮に「予算に関して制約が無いのであれば、どこで購入したいか?」と質問されたらほとんどの方が、専門店を選ぶと思います。つまりそう言うことです。
しかし実際は、予算であったり、近くに専門店がなかったり、人によって状況が異なります。なので、思いつく限りでありそうなパターンを元に回答していきたいと思います。
こんな人にはこの購入場所がおすすめ
これらのアンサーには理由があって、チェーン店のスタッフも自分の店においてあるようなグレードはメンテナンスや修理に対応することが出来るのですが、極端に価格帯が違うものを持って行ったりすると、対処できなかったり、それを修理するための工具がなかったりします。
なので僕は大まかに価格帯で分けて購入する場所を選んだ方が良いと考えます。決して「エントリーグレードだから専門店で買う必要がない」と言いたい訳ではなく、お店が近くにあるかなどを考慮して、何が一番ベストかを考えた結果こうなりました。 |
インターネットでの購入は本当にダメなの?
インターネットでロードバイクを購入するのは「絶対にダメ」だと言う風潮があることは、少し調べたことのある人であれば知っていると思います。個人的な見解としては、必ずしもダメだと言うことはないと考えます。
インターネットでロードバイクを購入する際のデメリットでもお話しましたが、直接アドバイスを受けることが出来ないので、全く知識なしの状態であれば、購入はハードルが高く、サイズなどを間違えて購入する可能性があるので、これはおすすめ出来ません。
しかし例えば2台目の購入であったり、事前にショップなどに足を運び、自らでも勉強して、ロードバイクに関する知識がある程度あるとすれば、インターネットで購入しても問題ありません。インターネットで購入した方が価格は安くなるので、その分グレードの高いロードバイクを購入することも可能です。
批判を恐れずに言うと、結局のところポジショントークの部分が大きいので、ショップで働いている人からすると、「ネットはおすすめできません」と言うのも頷けます。
しかし購入するのは他でのもないあなたなので、あくまで中立的な立場から言うと「ネット購入は必ずしも悪い訳ではありません」
ただ中には、2~3万円の見た目だけロードバイクがあるので、そこは注意したいところです。→激安ロードバイクを通販で買おうとしている人が気をつけたいポイント
まとめ
上記で説明した通りロードバイクを購入する場所は、大きく分けて下記の3つに分類されます。
・専門店(プロショップ)での購入 ・量販店、チェーン店での購入 ・ネットでの購入 |
どこで購入するかは、重要です。しかしどこで購入したとしても、乗る人が満足であれば、それはいい買い物になります。どこで購入するにしても、後悔しないように、上記の内容を参考にしてください!